DeNA首脳陣の想定する守備陣形を考える
ラミレス監督は、現時点でどのような守備陣形を考えているか。こちらも推測記事であるが、これまでの発言や春季キャンプでの練習風景からおおよそ推測がつく。この点をまとめてみたい。
まずは捕手と遊撃手。この2ポジションは、全くディフェンシブに起用すると思われる。捕手は高城と戸柱で決めてくる気がする。高城の打撃成績がどうあれ、頑なに起用するとみる。
次に遊撃手。倉本と柴田。経験値に勝る倉本を起用してくるとみる。柴田は守備固めかファームでの起用。ここも、全く打力を期待しないだろう。
次に右翼手。当初は、関根を高く買っていたが、若干悩んでいる。複数の起用が、シーズンにもずれ込む気がする。三塁手ロマック固定の目論見が外れ、このポジションに回る可能性もあり、さらに悩ましいところだ。
次に三塁手。オープン戦では、ロマックと白崎がメインに試されるだろう。ロマックを我慢して起用したいが、それができるか。ロマックはこの1か月間、相当の守備練習をコーチはさせるものと思われる。日本で成功したいという意欲が高く、ラミレスもどこかで起用したいと思っている。
次に二塁手。ここもディフェンシブな選手になってしまいそうだ。飛雄馬を使いたいだろうが、山下(幸)だとさらに打撃力に劣る。ただし、ショートほど守備力重視でこない気がする。
以上、ロマックの守備力の目論見の甘さから、サードとライトのポジションが、より流動的になってしまった。ラミレスは、どこかのポジションでロマックを使ってくるのは、間違いないだろう。自分が外国人であるから、なおさら辛抱強く起用するだろう。
オープン戦を控えた、あくまでも現時点での構想は、以下の通りか。
一 (右)関根
二 (中)荒波
三 (一)ロペス
四 (左)筒香
五 (三)ロマック
六 (二)飛雄馬
七 (遊)倉本
八 (捕)高城
または、
一(三)白崎
二(中)荒波
三(一)ロペス
四(左)筒香
五(右)ロマック
六(二)飛雄馬
七(遊)倉本
八(捕)高城
ご覧のとおり、7、8、9番には全く打力を期待しないだろう。勝負を決めるのは、1~5番打者であり、かれらが3回の打席の中で得点すべきで、下位打線は捨てにかかると思われる。何かを犠牲にしなければ、勝てないのだから。