kounankunobachoのブログ

横浜生まれ、横浜育ちのBayStarsのファンです。大阪在住が長くなり、故郷とのつながりを唯一感じられるのがベイスターズ。選手、監督、スタッフの気持ちになったつもりで、応援しています。

継投を決めるのはだれか?

東京スポーツに、下記の記事が掲載された。


DeNAラミレス新監督に投手陣から厳しい注文「継投は投手コーチに任せてほしい」
13年まで2年間、新指揮官に左翼守備で足を引っ張られた投手陣からは厳しい意見も飛び出した。 「中畑さんに続いて、また野手出身監督。投手からすれば継投は投手コーチに任せてほしい。中畑監督も継投を自分で決めていたけど、専門が違うとどうしても難しいところがある」。こう漏らすある投手は、篠原一軍投手コーチに投手陣の管理を一任すべきだと指摘した。
 
 久しぶりに見ました、投手陣による監督批判。一昨年、中畑監督3年目が終了した際に、神奈川新聞が同じような記事を載せました。相当執拗に、ねらいは監督を辞めさせることにあると勘ぐってしまうかのような記事でした。
 中畑監督の人柄、記者たちと築いた信頼関係でしょうか。スポーツ紙からは批判記事はあまりなく、神奈川新聞のみ監督批判をやっていました。
 
 さて、表題の「継投を決めるのはだれか」ですが、結論は監督です。
 選手の交代をアンパイアに告げるのは、常に監督。それはフィールドの最高意思決定者であるからです。
 キャッチャーの話をしましょう。バッテリーコーチが、スタメンのキャッチャーを選ばない。同じようにピッチャーも投手コーチが選ぶのは、まずいです。指揮系統が滅茶苦茶になります。
 コーチはあくまで助言者です。もちろん、投手陣の状態を一番把握すべきは投手コーチ。そしてコーチは、監督の求めに応じて、必要な助言を行わねばなりません。そして、それは試合前の会議の場で、済ましておくべきです。
 
 投手コーチが継投の判断を行うのが当たり前の状態になると、どういうことが起こるのか。投手コーチが投手陣の代弁者となり、監督が勝負に徹しきれなくなります。投手陣の暴走が始まります。ブルペンにボスができて、都合のよい投手をコーチに指示することもあるでしょう。一投手がペナントの勝敗に責任を負えないにも関わらず、です。
 もちろん、落合元中日監督のように、投手の起用に関して投手コーチに一任してもいいんです。しかし、最終権限は監督にあるし、投手陣にそのことをわからせておく必要があります。


 

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