kounankunobachoのブログ

横浜生まれ、横浜育ちのBayStarsのファンです。大阪在住が長くなり、故郷とのつながりを唯一感じられるのがベイスターズ。選手、監督、スタッフの気持ちになったつもりで、応援しています。

ラミレス監督の打順構想の真意とは

 スポニチが昨年11月にいち早く、来季DeNAの打線についてのラミレス監督の構想を聞き出している。それは二番、梶谷という構想。しかし、ラミレスの思想という点では、もっと重要な点が、この記事には隠されている。以下は、その記事の抜粋。


――打線ではリーグ優勝したヤクルトがリーグトップの574得点に対し、DeNAは508点。この差は1、2番を固定できなかったことが要因に思える。

 「その通り。一つの方法として梶谷を3番から2番に固定する考えがある。3番を誰にするかという問題が解決できればいい方法かなと思う」

 ――ヤクルトは首位打者の川端を2番に置いて成功した。


 「得点力を上げるためにも、2番は打線のキーパーソンになる。安打を量産できるタイプの打者がいい。梶谷は首位打者を獲得できる能力がある。20本塁打、100得点も十分にできる」


 ――石川や主軸のロペスに求める役割は。


 「石川はリードオフマンとして期待している。梶谷が2番にいれば(投手が勝負してきて)いいボールを待てるからやりやすいと思う。ロペスは3、5番のどちらかに置くのか難しいが、3番にいれば後ろに筒香がいる。ロペスもよりいいボールを選べる。いろいろ考えて打線を組みたい」


 ここで2か所、打線に関するラミレス監督の考え方が示されている。それは、2番と4番に嫌な打者ががいるため、1番、3番は「いいボールを選べる」という点だ。
 当たっている打者、当たればホームランとなる打者の前の打者は、何とかアウトを取りたい、また塁に出して、大量失点するのを避けたいために、勝負をせざるをえない。分かりやすい例でいえば、ソフトバンクの4番内川だ。イデホが5番にいるために、敬遠はない。そうすると巧打者内川と勝負だ。相手ピッチャーは辛かったはず。


 打順を点にならないよう、線として機能させるための工夫がみられる。評価できる。梶谷2番構想より、むしろ、この点に注目してみてみるほうがはるかに有益だ。


 

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