kounankunobachoのブログ

横浜生まれ、横浜育ちのBayStarsのファンです。大阪在住が長くなり、故郷とのつながりを唯一感じられるのがベイスターズ。選手、監督、スタッフの気持ちになったつもりで、応援しています。

DeNA・巡回投手コーチ新設を読み解く

 2016年のコーチング・スタッフに、巡回投手コーチが新設された。これまでファームは、投手コーチ2人体制で進めてきたが、今年度は3人体制となる。そのねらいは、どこにあるのか。


【DeNA】元巨人の浅野氏、1、2軍巡回コーチに(スポーツ報知)
 DeNAが1、2軍の巡回コーチを新設し、ヤクルト、巨人などに在籍した浅野啓司氏(66)を招へいすることが25日、分かった。今季は3年ぶりの最下位に沈み、チーム防御率(3・80)はリーグワースト。投手陣の整備を図ることが狙いだ。
 先発、リリーフをこなす万能右腕として通算86勝を挙げた浅野氏は、ヤクルト、日本ハムで投手コーチを歴任。昨年6月まで東京国際大でも指導していた。02年以来となるNPB復帰だが、球団は理論派として高い指導力に期待している。
 来季の1軍投手コーチは篠原コーチ(39)、木塚コーチ(38, スカウトから配置転換)の2人体制。浅野氏が1、2軍全体に行動範囲を広げることで、選手の状態を把握し、活発な意見交換やスムーズな入れ替えも可能となる。


 
 1軍投手コーチは、上記のとおりだ。ちなみに、2軍投手コーチは、島田コーチ(45)、有働コーチ(46)である。浅野氏を招へいした高田GM、吉田GM補佐は、巨人時代のチームメートであった彼に、「ウチの投手担当コーチは全員30-40歳代で若い。相談にのってやってほしい」といってオファーを出した。すなわち、彼ら横浜OBをコーチとして育成する目的で新設している。


 もう一つは、記事のとおり、1、2軍の投手コーチの間の「活発な意見交換やスムーズな入れ替え」のためである。DeNAも、試合後のミーティングでは、1、2軍の選手の入れ替えを話し合う。しかし、1軍首脳部は、2軍投手の状態を十分に把握できていない。そこの橋渡しを浅野巡回コーチがになうわけである。


 ところで、「巡回」コーチとは、どこを巡回するのだろうか。浅野氏が地方球場まで出向くとは思えない。彼は通常、横須賀のファームにおり、横浜で主催試合があれば、その試合前後のミーティングに出席し、意見するというのが、基本となる行動範囲だろう。もちろん、イースタンの試合にいき、登板投手の状態をチェックすることも、仕事の範囲だろう。


 ファームを担当するスタッフは、これで10人となる。一昨年までは8人であったから、コーチング力を強化しようとする意図が伝わってくる。DeNAのその意気込みを買いたい。

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