嬉しいニュースが飛び込んできた。
　横浜で、「横浜ベイスターズ」が最も人気がある球団となったという調査結果が出たのだ。以下、NewsPics紙の記事からの抜粋。

【巨人を超え、念願の“1位”へ】
　最後に、池田社長が面白いデータを教えてくれた。
「横浜には1978年までプロ野球チームがなかったこともあって、巨人ファンがすごく多いんです。毎年、横浜市民に数万人単位で『応援している球団はどこですか』というアンケート調査を実施しているんですが、ずっと巨人が1位でした」

「それが2015年、初めてベイスターズが1位になったんです。地元フランチャイズ地域でやっと……。相手チームがどこだからというのではなく、メジャーリーグのように、ホームゲームはホームのファンで客席を埋めるのが理想。横浜に根づき、横浜とともに歩む球団を目指していきたいと思っています」

　筆者は、47都道府県でどの球団が最も人気あるかに関心があり、それを独自に調べたことがある。例えば宮城県では、楽天のファンがおよそ9割、北海道では日本ハムが8割いる。福岡、佐賀、長崎ではソフトバンクがトップ。どうやって「ベイスターズ」を地域に根付かせていけばいいのだろう、と常々考えてきたのだ。
　ファンが増えることは、もちろん球団の採算が合い、選手やスタッフに相応の年俸を払えるという意味でも大事であるが、それ以上にファンの後押しがあって初めてチームは強くなるんです。そして、私たちファンも、エキサイティングな試合を堪能でき、幸せな時間を過ごすことになるんです。

　そういう意味で、今回の池田球団代表のこぼれ話は嬉しかった。
　横浜でホエールズを応援しているファンは、失礼だが小学生の子どもくらいしかいなかったんです。学校でも肩身が狭い思いをしてきたんじゃないかな。DeNAのこの4年間の取り組みはすごい。

　東北、北海道、九州と異なり人の流動性も高い神奈川。そして移り気な大都市圏で、これからもファンを引き留め、球場へ足を運ばせることは難しいことだろうけど、がんばろうぜ、DeNA！