実は、球団マスコット「スターマン」は重要だ
DeNAベイスターズには、「DB.スターマン」というマスコットがいる。
4年前に「ホッシー」に代わって登場した。
これ、平面で初めて見たとき、「ああ、新しいユル・キャラなのね」と思った。
しかし、球場での愛想を振りまく動画を見たとき、その愛らしい動きに「なるほど」と膝をたたいた。
まるで2歳児が歩いているかのような、よちよち歩き。ずんぐりむっくりの重そうな体型。そしてウーパー・ルーパー似の、体格に似あわない細短い腕。ダンスをさせると、ちょこまか動く。そんなマスコットだ。どうもハムスターを造形したもののようだ。
動画を探すと、交流戦やオールスターで、他球団のファンにもお披露目されており、他球団のファンからも好評、「かわいい」との歓声が聞かれる。声の主は、おもに女性。
そう、これは女性や小さな子どもの間で、人気者になってほしいと球団が考えた出したマスコットなのだ。野球の観戦を覚えた年齢層ではなく、そうした人たちに手を引かれてやって来る5、6歳児が飽きないためのものなのだ。考えてますねえ、DeNA。
活発に行動する30代のサラリーマン男性をターゲットとして観客を増やそうと努力してきたDeNAは、いまその恋人や友達、そして奥さんと子どもをも満足させようと力を入れている。そこで、このマスコット・「スターマン」が重要になってくる。球場に行ったとき、試合が始まるまで、何かアトラクションやステージがあったほうが楽しいよね。
筆者の関心は12球団のマスコットは、どんなものなのか、そして、どのマスコットに人気が集まっているのかにまで関心はおよんだ。結論からすれば、「スターマン」が最も後発のキャラクターであることもあってか、スタジアムに足を運ぶ女性を惹きつける上ではピカイチの魅力をもっているということだ。今後もDeNAは「スターマン」を愛する女性や子どもを大事にしてほしいし、キャラクターのもつ世界観を変えずに続けてほしいと願っている。
最後に。お絵かき、筆談はNGとはいわないが、最小限で。それと、これはまさかないと思うが、つば九郎のように「おやじ」になってはダメです。