制球力が増した三嶋一輝投手
先日の中日との練習試合では、6回から9回までの4イニングを投げた。その時の球数が45球。非常に少ない。この日の試合は、ランナーが出なかったため、球数が少なくなったこともあるが、非常に嬉しい。
コントロールがよかった。右バッターのアウトサイド、左バッターのインサイドの制球がいい。体が開いてしまうせいか、少し右バッターのインサイドの制球がよくなく、デッドボールが心配であり、その制球を磨くことが今後の課題だろう。チェンジアップは、ある程度通用するのではないか。
球が暴れるのが三嶋の持ち味、などと言われてきたが、そんな言いぐさはないだろう。
法政大学時代のインタビューで、自らの性格を、「自己中、テキトー」と答えている。テキトーなのは、いいことと思えない。表情を見ていても、何かがむしゃらさがあまり感じられず、素質でやっているように見える。同世代には、楽天の則本、ヤクルトの小川がいる。それらに負けないピッチャーだというところを見せてほしい。