本日のネクセンとの練習試合の先発野手は次のようになる見込みだ。

1. 白崎（サード）
2. 荒波（センター）
3. ロペス（ファースト）
4. 筒香（レフト）
5. ロマック（ライト）
6. 飛雄馬（セカンド）
7. 倉本（ショート）
8. 嶺井（キャッチャー）
9. 戸柱（DH）

　この先発をみて、ほぼベストメンバーとの評価が多い。おそらくラミレス監督は、そう考えていよう。と同時に、これまで控え選手の成長や頑張りをみて、そのご褒美として、このメンバーを選出しているように見える。ラミレスの選手の起用方法に、公平性を感じる。

　今日は高城に代わり嶺井。おそらく嶺井と高城にそれほど優劣はつけていない。ほぼ公平に使ってきた。またセカンドは飛雄馬。山下幸と併用してきたし、山下はこれまでのところ、飛雄馬ほどにアピールできていないので、その実力を本人も認めざるをえないだろう。

　ショートは倉本。GMに、「期待もしてないし、信頼もしてない」と酷評され、実際昨年の成績から、ファンにはそう見えるし、本人もそう感じるだろう。柴田と公平感のある形で併用されてきた。ラミレスは、まだ不満もあるだろうが、昨年度の経験は生きるだろうし、それなりにやってもらわねばと考えていよう。

　問題は梶谷が復帰して、これらの控えをどう扱うかという点だ。ラミレスは石川の復帰時期について、「５０～８０打席、打たせてから使う」とコメントした。すなわち、ファームでの実践をへて、一軍に上げるものとみられる。梶谷についても、同じ扱いが望ましい。梶谷に無条件に手形を与えることは、これまでキャンプで成果を見せてきた選手との公平感がそこなわれ、それぞれの選手は、どうすれば一軍で使ってもらえるかに頭を悩まし、混乱を生む。

　あまり心配していないが、控えに回る選手と怪我で離脱した選手との扱いに、注意しておくことが望まれる。