【寸評】ヤ5-10×DeNA、雰囲気を変えた井手、ロペス、山口選手の本塁打、しかし高城捕手の配球に問題も
昇格後、すぐに3番に入った井手選手が雰囲気を変えた。
昨夜、完全に封じ込んだはずのバレンティンに一発を浴びた直後だっただけに、嫌な雰囲気があった。今日も負けるのではないか、そんな雰囲気がベンチにもあったかもしれない。「無駄に元気な選手」を一軍に呼びたいと筆者は前記事で記したが、井手がその役割を果たしてくれた。そして、ロペスに待望に一発。おまけに投手山口にも一発。これで、完全に勝ち展開と思われた。
しかし、初回から高城のリードが、どうも外中心で、配球が読まれやすい。山口投手に危険球気味の球があったとはいえ、ストライクゾーンの左右を広く使わないといけない。7回についに山口投手がつかまり、ヤクルトに追加点を与えてしまった。
DeNAは、配球サインを依然ベンチから出すようにしないと、隙をつかれる。高城捕手の場合、特に危険だ。
ともあれ、難敵ヤクルト・石川投手に7安打を浴びせ、ノックアウトしたことは大きい。石川と小川に仕事をさせないことが、今年のDeNAの野手の仕事である。
【その他・二塁手石川の守備力はどうなのか】
7回表、1アウトから次のような場面があった。
:森岡 ライトへの二塁打 2塁
:坂口 1アウト2塁の0-1からセンターへのタイムリーヒット D8-2ヤ 1塁
坂口のセンター前のあたりは、石川選手でなく柴田選手なら、どうだったか。どうしても取って、山口投手を助けたかった場面であった。
以下は備忘録。スポーツナビさんからの引用。
【スタメン】
8桑原4石川9井手7筒香3ロペス5白崎6倉本2高城1山口
123456789 計 安 失
ヤクルト 000100400 5 12 1
DeNA 00053020X10 14 2
4月9日(土)DeNA vs. ヤクルト 2回戦
DeNAが連敗を5で止めた。DeNAは1点を先制された直後の4回裏、井手のソロで同点とする。さらにロペスと山口の2ランでこの回計5点を挙げると、5回にはロペスが今度は3ランを放ちリードを広げた。投げては先発・山口が今季初勝利。敗れたヤクルトは、相手の一発攻勢に沈んだ。
勝利投手 [ DeNA ] 山口 (1勝0敗0S)
敗戦投手 [ ヤクルト ] 石川 (1勝2敗0S)
セーブ
本塁打 [ ヤクルト ] バレンティン 2号(4回表ソロ)
[ DeNA ] 井手 1号(4回裏ソロ) 、ロペス 1号(4回裏2ラン) 、山口 1号(4回裏2ラン) 、ロペス 2号(5回裏3ラン) 、ロペス 3号(7回裏ソロ)
バッテリー [ ヤクルト ] 石川 、杉浦 、松岡 、久古 - 中村
[ DeNA ] 山口 、藤岡 、田中 、三上 、山崎康 - 高城