DeNA・先発投手で勝ちを拾うために
先発投手の充実が、ペナントの行方を一番左右する要素であることは論をまたない。ついでリリーフ投手の安定、そして活発な打線か。試合の面白さとは逆に、投手力を含めた守備力にペナントの行方が大きく左右されるといえそうだ。ここでは、昨年の先発投手メンバーと彼らの成績をまとめ、DeNAの先発投手の実情を見つめなおす。以下は、セリーグ6球団の先発投手の勝ち数である。
【ヤクルト】【巨人】 【阪神】 【広島】 【中日】 【DeNA】
石川13勝 マイコ13勝 藤浪 14勝 前田15勝 大野11勝 久保8勝
小川11勝 菅野10勝 能見11勝 ジョンソ14勝 若松10勝 三浦6勝
館山6勝 高木9勝 メッセ9勝 黒田11勝 バルデス5勝 井納5勝
山中6勝 ポレダ8勝 岩田8勝 福井9勝 山井4勝 三嶋5勝
石山5勝 杉内6勝 岩崎3勝 野村5勝 ネイラー4勝 山口3勝
古野3勝 大竹3勝 岩貞1勝 大瀬良3勝 八木4勝 須田1勝
成瀬3勝 田口3勝 岩本2勝 戸田3勝 吉見3勝 モスコ3勝
新垣3勝 内海2勝 武藤2勝 砂田3勝
杉浦1勝 石田2勝
高崎2勝
計 51勝 計 54勝 計 48勝 計 60勝 計 43勝 計 38勝
DeNAは、トータルで38勝。すなわち優勝チーム・ヤクルトを上回るには、あと14勝が必要となる。DeNAの顔ぶれを見ると、石田健太、砂田毅樹そして三嶋一輝あたりが大化けすることを期待するしかない。そして打線がヤクルトの石川投手などの苦手投手を克服すること。相手チームの勝ちを削っていく。これが必要だ。打線に関しては、チームとしての対策を首脳陣に期待したい。