kounankunobachoのブログ

横浜生まれ、横浜育ちのBayStarsのファンです。大阪在住が長くなり、故郷とのつながりを唯一感じられるのがベイスターズ。選手、監督、スタッフの気持ちになったつもりで、応援しています。

DeNA体制下の4年間を振り返る

DeNAが横浜ベイスターズを買収し、4年間がすぎた。
この4年間の会社DeNAの功績を振り返ってみる。


まず、DeNAが球団を買収した目的とは何であったか。
それは、会社としての知名度を上げることだ。
その宣伝の媒体としてプロ野球球団を利用した。
DeNAとしては、この4年間で、この目的を十分に達成した。


そうであるならば、もう球団を保有する理由はない。しかし、引き続き
球団を保有する理由はどこにあるのか。


一つは、横浜スタジアム、横浜市との約束だろう。この約束がDeNA本体の経営を圧迫しないように、スタジアムとの契約を見直し、また集客を増やすことで、球団としての赤字を減らす必要があった。


二つ目は、広く薄い、DeNAの知名度upであろう。引き続きDeNAとしてビジネスをしていくうえで、常にスポーツニュースで取り上げられるプロ野球球団の保持は効果をもつ。もしDeNAが球団を手放すとなれば、会社のイメージダウンははかりしれない。そうしたコストをDeNAは望んでない。


以上、DeNAは球団を保有することでの恒常的な宣伝効果と引き換えに、横浜に恒常的に球団をおくことを約束したのである。


そこで次のポイントは、赤字削減。
この4年間でずいぶんと手を打った。まずは初年度の選手年棒の大幅カット。「最下位なのだから当たり前」という、高田GMの言葉が印象に残っている。


そして球場とその周辺のショーアップ。大阪のファンからは、テレビ越しにしかわからないが、球場の盛り上げ方は、甲子園とは違い、ばたくさくない。今後も集客に直結する手立てをまだまだ講じられる。


ヘルメットやTシャツの配布。それ以上に立派なのは、野球帽の配布。これを神奈川県下で行ったことをたたえたい。つねづね「横浜ベイスターズ」ではなく、「神奈川ベイスターズ」にすべきと考えていたから、なおさらである。これで5シーズン目の今季、中畑退任ショックの集客減をいくらかは緩和できる。


 こうした施策により、30億の赤字を5億にまで削減したという。考えられないほどの成果、しかも短期間にこれだけの功績を残したことをたたえたい。


 いまの集客率は、平均して9割だそうだ。そして池田球団代表は、「これでいっぱい、いっぱい」と述べているそうだ。その通り。もはや現在のスタジアムのキャパシティでは、これ以上の集客を指標として設定することはできない。あとは、いかにライト層をコアなファン層に取り込んでいくかという点と、顧客一人当たりの購買量をふやしていくか、である。この点、ゲーム会社としての手腕を期待したい。


×

非ログインユーザーとして返信する