昨日のサムソンとの練習試合を振り返る。

　ドラフト新人の今永投手のピッチング。彼が特筆すべき制球力をみせた。１回表から非常に安定していた。ボール球が計３つ。非常に少ない。２，３球でバッターを追い込む。特に内角ベルト付近の直球がよい。打者が打ちづらいと思ってか、手を出してこない。

　外の球は、バットを振ってくるが、変化球の調子もよく、いい打球も少なかった。先日の登板でみたカーブは、レギュラー・シーズンで通用するか疑問をもって見ていたが、今日のキレであれば打ち取れるかもしれない。

　フォアボールが２つあったが、大崩れしない投手であることがはっきりした。なにより、初回から制球が安定していることを思えば、今のベイスターズ投手陣においては、先発投手として起用できる水準であれば、大いに助かる。

　これだけ逆球が少ないとなれば、長いイニングも期待できる。実践登板は、まだ２回経験したに過ぎず、首脳陣も即断は控えている。オープン戦での投球内容で判断することになろうが、スピードより、持ち前の制球を落とさない投球を期待したい。