kounankunobachoのブログ

横浜生まれ、横浜育ちのBayStarsのファンです。大阪在住が長くなり、故郷とのつながりを唯一感じられるのがベイスターズ。選手、監督、スタッフの気持ちになったつもりで、応援しています。

【寸評】DeNA6-3巨人、ランナー1・3塁でのダブルスチール成功!

 7回1アウト1・3塁、一塁走者倉本、三塁に筒香、7番打者宮崎の初球だった。倉本が盗塁をしかける。それを見て、捕手小林が二塁に送球。その間隙をついて、3塁走者筒香がホームスチール。これが見事に成功しました。ベンチのラミレス監督の嬉しそうな顔が印象に残っている。


 直前に、倉本の二塁ゴロをセカンド・クルーズが本塁に送球、ロペスの本塁突入がセーフ判定になり、追加点が入る。投手を戸根から今村にスイッチさせた、初球という絶妙な場面での戦術でした。


 このような頭脳プレーは、これまでのDeNAの4年間で見たことがない。まず三塁走者は、捕手の二塁送球を確実に見越して、すばやく判断しなければならない。この日、今村は、すぐに頭を低くして、しゃがんだので、走者筒香は判断しやすかった。


 また一塁走者倉本は、盗塁成功の勢いで遊撃坂本の視線を引き寄せ、タッチプレーを引き出していた。この2塁送球の場合、遊撃坂本は、三塁走者のスタートが背中に入り、どうしても本塁への送球判断がワンテンポ遅れる。三塁走者の動きが視野に入る二塁クルーズが捕球するのがセオリーである。しかし、二塁手が捕球しても、筒香のスタート次第では、衝突ルールのため点が入りやすくなっている。


 少年野球では、捕手の送球能力が高くなく、頻繁に行われる戦術であるが、プロでも割と成功する戦術である。このような頭脳プレーが、このチームから生まれたことが嬉しい。万永内野守備走塁・上田外野守備走塁コーチ、あっぱれ。


 勝つための野球。野球をよく知る人の大人の野球。頭脳プレーを得意とするヤクルトにいたラミレスの野球。これまでの横浜、DeNAに欠けていたプレーを見た気がした。


                                      那覇

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