DeNA、これまで通り相手エースを炎上させよ
本日から、甲子園で阪神との3連戦。ベイスターズ・ファンは、どうしてこうも弱気なのだろう。これほど、面白い、やりがいのある試合もないのではなかろうか。
開幕から今年のDeNAは、相手チームのエース、新人をマウンドから下ろすことに成功している。広島ジョンソンには負けを付けた。2カード目は、巨人の新人・桜井を炎上させ、エース・菅野を1発で沈めた。阪神・能見も1発で沈め、ヤクルト石川、原は序盤で降板させた。
勝機はある。勝つことを考えるのではなく、エースを序盤に打ち砕き、マウンドから引きずり下ろすことに注力することだ。そして、勢力を傾ける点は以下の点。
その一。打順1順目・上位打線は、打席のなかでいいイメージで終えたい。凡退しても、次打席に打ち崩すイメージをもてるように。
その二。得点を上げた回は、一気に攻勢をしかけること。1点、2点では足りない。ヤクルト戦のように3点、5点と大量差をつけること。そのためには、先制点を得たあと、次の打者が重要だ。自分がこの勝負に決着をつけるつもりで、打席に向かおう。
その三。均衡した試合展開になったとしても、中盤の5回、「終盤の序盤」の7回は、ねらい目がある。5回は、打順は3周り目に入る。7回は、投手の交替期だ。ちょっと打たれ始めたら、相手ベンチは投手交代を考える。下ろしたら、一気に攻勢を掛ける。阪神の対広島戦を見るまでもなく、4点差があれば負けるはずがない。
また、甲子園で勝つためには、次の前提条件がある。
守備を出来る限り、固める。ヒットコースを狭める。人工芝と異なり、足場が悪い。したがって、ヒットが出やすいからだ。特に二塁手と中堅手には、注意したい。ランナー1塁でのライト前ヒットは、ほぼ1・3塁になってしまう。阪神・西岡選手のように一二塁間に打球が多い選手は特に、ゾーンを狭めたい。
最後に。久保、今永、コスコーソの3投手は、マウンドでの修正能力が高く、大量点を与えることは、まずない。したがって、上記のとおり、打者の意識が、この勝敗を分ける。ヤクルト戦では、あの難敵・石川投手を4回で沈めた。藤浪・メッセンジャーを3回で撃沈させたら、こんな傑作なことはないではないか。やれないことは、決してない。