kounankunobachoのブログ

横浜生まれ、横浜育ちのBayStarsのファンです。大阪在住が長くなり、故郷とのつながりを唯一感じられるのがベイスターズ。選手、監督、スタッフの気持ちになったつもりで、応援しています。

DeNA・球団ビジネスに感心。しかし危うさも

 球団経営の在り方について、NewsPicks誌で堀江貴文氏と池田球団代表が対談した。
以下は記事の一部を抜粋。


――ベイスターズも関内駅からすぐという横浜スタジアムの好立地を生かして観客動員を増やしていますね。今シーズン終盤はチケットの前売りがほとんど売り切れていると聞きましたが、そうなると収益を上げるためには球場を拡張するか、デジタルで伸ばすことが必要となりますか。


池田「両方だと思います。いまは2万9000席ですけど、マーケットを計算していると3万3000~3万6000席がちょうど良いサイズなので、その範囲での増席はずっと考えていることだし、やらなければいけないことです。今はパンパンすぎるので。」


池田「ただ、デカくすればいいという時代ではないと思うんですよね。大きいという価値より、満員という価値のほうがブランドになりますからね。」


堀江「どちらかというと、プレミアム化でしょうね。チケットをとれない状態をずっと続ける。とれないから、ネットで見るとかにつながると思うんです。」


池田「チケットをとれなくて、そこにすごく価値があるから余計に買いたいわけで。一般的にブランドをつくるって、人の心に響く魅力的な価値をどれだけ高めるかですからね。」 (引用、終わり)



 堀江氏は、プロ野球チームをほとんど商売の対象としてのみ語るから、池田球団代表が彼の質問に答える構図は、そのままベイスターズは金儲け目的で存在しているという誤ったメッセージを送ることになる。このことに球団は、もう少し注意を払う必要がある。


 最近、池田氏が球団ビジネスについて赤裸々に紹介する場面が多く、心配する。関心のある筆者としては興味深いのだけれど、饒舌である必要はないように思う。アメリカのスポーツ・マーケティングに感銘を受けたからだとしても、日本の体育・スポーツの歴史的文脈のなかで、言葉を選ぶ必要があるだろう。


 今季は、球場買収に成功し、飲食面での事業開拓が進む(から揚げ、ビールなど)。しかし、昨年までに行ってきた広報・ファンサービス分野は、同じものを継続できているのだろうか。webサイトでは、商品紹介の更新は頻繁にされるが、DB.スターマンのフォトギャラリーは、昨年8月から更新されていないと聞く。DB.キララの出演減少しかり。これまで開発したコンテンツを、ほったらかしにしてはいけない。ファンが離れていかなければいいが・・・。





 


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