kounankunobachoのブログ

横浜生まれ、横浜育ちのBayStarsのファンです。大阪在住が長くなり、故郷とのつながりを唯一感じられるのがベイスターズ。選手、監督、スタッフの気持ちになったつもりで、応援しています。

打順論を考える

 1番から9番まで、どのような打順を組めば、効果的に得点が奪えるのだろうかという問題は、誰しも一度は考えたことのある問いなのではないだろうか。


 3、4、5番がクリーン・アップで、強打者を据える。そして4番打者には長距離砲または最強打者を置くという考えが一般的なようだ。しかしアメリカでは、3番打者最強説をとっているともいわれる。そこで学生野球部員4人とこの問題について話し合ってみた。


 ある学生は、「今年ヤクルトが強かった理由は、2番に川端を入れ、ほとんどバントをさせなかったことにある。来期、ヤクルトがどこまでやれるのかに注目している」と答えた。
 また、「1番、2番は出塁してほしい。打たなくてもいいので、ランナーに出ることを重視して、打線を組みたい」と別の学生。体格のある、いかにも主軸といった学生。


 もう一人、サードを守っている学生が、こんなことを言った。「7番で回が終わることがことが多いんですよ。だから8、9番はとても重要なんです。8,9番のあと、確実に1番に回ってくるわけじゃないですか。だから8、9番は確実に出塁できる人を置きたいです」。
 その言葉に、アベレージ・ヒッターの学生が、「確かに(7番で終わることが多い)」とつぶやいた。
 
 下位打線をどのように組むかについて、真剣に論じられたことはあっただろうか。彼の言葉に、新鮮な感覚を覚えた。ひとまず7番チェンジ説を統計的に調べる必要があろう。そこからおのずと打線の組み方が見えてくる。

継投を決めるのはだれか?

東京スポーツに、下記の記事が掲載された。


DeNAラミレス新監督に投手陣から厳しい注文「継投は投手コーチに任せてほしい」
13年まで2年間、新指揮官に左翼守備で足を引っ張られた投手陣からは厳しい意見も飛び出した。 「中畑さんに続いて、また野手出身監督。投手からすれば継投は投手コーチに任せてほしい。中畑監督も継投を自分で決めていたけど、専門が違うとどうしても難しいところがある」。こう漏らすある投手は、篠原一軍投手コーチに投手陣の管理を一任すべきだと指摘した。
 
 久しぶりに見ました、投手陣による監督批判。一昨年、中畑監督3年目が終了した際に、神奈川新聞が同じような記事を載せました。相当執拗に、ねらいは監督を辞めさせることにあると勘ぐってしまうかのような記事でした。
 中畑監督の人柄、記者たちと築いた信頼関係でしょうか。スポーツ紙からは批判記事はあまりなく、神奈川新聞のみ監督批判をやっていました。
 
 さて、表題の「継投を決めるのはだれか」ですが、結論は監督です。
 選手の交代をアンパイアに告げるのは、常に監督。それはフィールドの最高意思決定者であるからです。
 キャッチャーの話をしましょう。バッテリーコーチが、スタメンのキャッチャーを選ばない。同じようにピッチャーも投手コーチが選ぶのは、まずいです。指揮系統が滅茶苦茶になります。
 コーチはあくまで助言者です。もちろん、投手陣の状態を一番把握すべきは投手コーチ。そしてコーチは、監督の求めに応じて、必要な助言を行わねばなりません。そして、それは試合前の会議の場で、済ましておくべきです。
 
 投手コーチが継投の判断を行うのが当たり前の状態になると、どういうことが起こるのか。投手コーチが投手陣の代弁者となり、監督が勝負に徹しきれなくなります。投手陣の暴走が始まります。ブルペンにボスができて、都合のよい投手をコーチに指示することもあるでしょう。一投手がペナントの勝敗に責任を負えないにも関わらず、です。
 もちろん、落合元中日監督のように、投手の起用に関して投手コーチに一任してもいいんです。しかし、最終権限は監督にあるし、投手陣にそのことをわからせておく必要があります。


 

球場でのパフォーマンスにDeNAが動く

DeNAラミレス監督の代役に「一発屋芸人」出演?
http://www.nikkansports.com/baseball/news/1587077.html


 また池田球団代表が動いた。ラミレス監督がテレビ越しに中畑元監督ほどの喜怒哀楽を表現してもらえないことを見越しての一手だ。


 日刊スポーツの文面からは、ホームランのあとのパフォーマンスをラミレスの代わりにダンディ坂野ら芸人にさせるように読める。が、しかしグラウンドやベンチに芸人を入れることはできまい。


 では、どうするのか。
 一つの手は、ダグアウト裏の控室に芸人を待機させ、ホームランを打った選手と一緒にパフォーマンスをするのだ。テレビを見ている人はあきない。これは妙手である。


 もう一つの方法は、ベンチの上に席を確保することだ。放送局のカメラをベンチ上に回してもらい、選手と合わせて、「ゲッツ!」をやってもらう。これなら、球場にいるファンも一緒に喜べる。


 たしかにラミレス監督は試合に集中しなければいけない。しかし、中畑元監督の代わりとなる集客のための仕掛けを考えないといけない。そこにDeNA球団代表の意図がある。


 DeNAが中畑元監督の広告・宣伝効果を高く買っていることが、よくわかる。